
利用者さんの声
売れた瞬間が、むしろスタートです。誰かの手に届いた瞬間、やっとテストが始まる。
そこにはデザイナー特有のストイックさがありました。
買ってもらったら反応を見る
感想をもらったらちょっと変える
次を作る時には、もう少し先を見てる
このストイックなスピード感のある働き方、どこかで聞いたことありませんか?
これはアメリカ式のものづくりにおいての基本姿勢で、アメリカのスタートアップ界隈でよく言われる「Fail fast, learn faster.」です。速く出して、速くコケて、速く学ぶ。向こうではそれが基本ルールですが、今の日本では、まだ珍しく聞こえます。
アメリカから約10年遅れでトレンドが届く日本では、こうしたテンポを速すぎると感じる人も多いと思います。ところが身近では、朝イチの満員電車でDiscordが鳴り、TikTokのトレンドは昼にはもう古くなり、1日経ったら「そんなことあった?」と言われています。
加速するスピードの中で、就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)のデニム制作の利用者さんは障害者雇用枠での就職などの目標に向かって進んでいます。売れる前提ではなく、動いてる前提で全部を進めています。この珍しいスピードを発見して、ただ眺めるのではなく、追いかけたことが、先日のデニムの売上に繋がったのかも知れません。本人は気にしていない様子でしたが・・・・・・。

2015年のアメリカ──。
環境意識の高まりとDIYカルチャーが結びついて、古着リメイクや再構築アイテムがストリートカルチャーとして脚光を浴び始めた時期でした。それが2025年の日本で、一点モノ志向としてZ世代に受け入れられ日常化しました。あの頃のアメリカの実験が、今ここでトレンドになっています。
このアメリカ式に、障害者雇用枠での就職を目指すステップとなる就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)のマーケティング担当者もついて行っています。動きがあると即フィードバック、もらった声をもとに微修正、次の提案はすでに準備済み。制作とテストを同時に進めて、結果を見ながら進化する動きは完全にアメリカンです。

あのSpaceX、ロケットを打ち上げては爆発させています。日本の世論なら失敗と叩きますが、アメリカでは、「ナイス爆発。次行こう。」となります。完璧を目指さないからこそ、あそこまで速く、大きく、革新的になれるんだと思います。先ず動き加速することが未来をつくる現代では、のんびり完成度と言ってるうちに、次のトレンドが来て、次の人が売れます。売れたら、また作る。試したら、また直す。この過程の中では、デニムだって、ロケットだって、考え方は一緒です。不完全なままでも次へ進めることこそが、今のものづくりに求められているスキルなのかもしれません。
最初は半歩くらいから、始めてみませんか?
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