
素材の選び方や仕上げ方など、工程の中に工夫できるポイントが多く、スキルや感性を発揮できる仕事として、多くの利用者さんに人気のある業務のひとつです。こうした取り組みは、それぞれの特性や希望に応じた働き方を支える場として広がりを見せています。
今回ご紹介するのは、ものづくり活動から生まれたクラゲストラップ。光沢のあるキラキラした毛糸を使用し、ひとつずつ丁寧に編み上げられた作品です。ふんわりとしたクラゲの傘部分から、くるくると巻かれた触手が垂れ下がり、動きのある立体感を生んでいます。

白と水色の毛糸を使って編んだクラゲ型ストラップ
このクラゲストラップは、色や質感の組み合わせにもこだわりが見られます。たとえば、白い毛糸をベースに、水色のふわふわとした糸が重なっており、まるで海中で浮かんでいるような透明感のある印象に。加えて、小さなビーズが装飾として散りばめられ、見る角度によって光を反射します。

細部までこだわったデザイン、触手のねじれとビーズがアクセントに。
このクラゲストラップは、細部へのこだわりが際立っています。透き通る白と水色のグラデーションは、まるで海中で揺れるクラゲの繊細な色彩を忠実に再現。触手部分は細かい凹凸が施され、リアルな質感を生み出しています。さらに、触手の先端は薄く波打つようなフォルムで動きを感じさせ、光の当たり方によって微妙に輝きが変化。本体の丸みを帯びたシルエットも滑らかで、手に取ったときのフィット感まで計算された設計です。こうしたディテールの積み重ねが、シンプルながらも強い印象を残すデザインに仕上がっています。

シックな黒とグレーの毛糸で仕上げたクラゲ型ストラップ、触手の細かい作りが際立っています。
クラゲのバリエーションは他にもあり、黒を基調にしたタイプはまた違った魅力を持っています。落ち着いたトーンにシルバー系の糸を取り入れることで、シックで上品な印象に仕上がっており、デザインによって雰囲気が大きく変わるのもこのストラップの面白いポイントです。
細かいパーツや立体的な編み方は、作り手の集中力や器用さが活かされる工程で、完成後の仕上がりだけでなく、制作過程そのものにも大きな充実感があります。
利用者さんの声
編みながら集中できて楽しいです。細かい作業は大変ですが、完成した時の達成感は格別です。色や形の違うクラゲを作るのも面白くて、もっといろいろ挑戦したいと思います。共に作業するメンバーと過ごす時間も大切に感じています。
働きたいけど、どうやって一歩踏み出せばいいかわからない──そんなあなたにぴったりなのが、就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)です。実際に見学してみると、ものづくりの現場で利用者さんたちがイキイキと働く様子や、居心地のいい制作環境をリアルに感じられます。
ここでは自分らしく働くを大切にしているので、新しい環境でチャレンジしたい人にとって最高のスタート地点になるはずです。気になる方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
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