猫型キーホルダーを編む──就労継続支援A型事業所の“ものづくり”現場
就労継続支援A型事業所という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
就労継続支援A型事業所では、障害のある方が雇用契約を結び、職員と一緒に仕事に取り組むことができます。一般企業と同じように出勤し、給与を得ながら働く仕組みを持っているのが特徴です。特にものづくりを中心とした業務は、自分の手で形を生み出し、その成果を社会に届けるダイレクトな実感が得られる点で、多くの利用者さんから支持を集めています。
Mirrime(ミライム)でも、日々いろんな制作に取り組んでいます。その中から今回紹介したいのが、猫型のキーホルダーを編み物で仕上げるプロジェクトです。毛糸を選び、針を通して、形が少しずつ浮かび上がっていく過程は、どこかプログラミングやデザイン作業にも似た“手を動かして考えるプロセス”の連続。シンプルなモチーフながら、編み目ごとの違いが個性を生み出し、最終的には立派な製品になります。

Mirrime(ミライム)で制作した猫型の編み物キーホルダー
左が黒×白のハチワレ、右が茶×白×黒の三毛猫。毛糸の色分けと編み方を工夫して、猫らしい表情が表現されています。
キーホルダーという身近な小物も、編み物で作ると一気にユニークな存在感を放ちます。猫のシルエットをベースにしたこの作品は、黒や茶色、白などの糸を組み合わせて「三毛猫」や「ハチワレ」を表現。猫好きなら一目で反応してしまうようなデザインです。さらに、完成品はストラップ金具を取り付けてカバンやスマホに装着可能です。日常生活にさりげなくものづくりの成果を持ち歩けるわけです。
利用者さんの声
最初は編み図を見てもよく分からなかったんですが、針を動かしていくうちに形になっていくのが面白くて、いつの間にか夢中になっていました。糸の色を選ぶときに。「次は茶色にしてみよう」とか考えるのも楽しいです。
利用者さんは作るだけではなく、完成品を見て“実用できる”ことにやりがいを感じています。
職員の声
編み物はリズムがあり、集中力を高めやすい作業です。猫型という親しみやすいテーマにすることで、取り組みやすく、また完成した作品を販売や展示に活用することもできます。就労継続支援A型事業所の仕事は、誰かの生活に届く形で価値を生む点が重要。利用者さんが楽しみながら技術を身につけられることを意識しています。
猫型のキーホルダーは、毛糸と針、そして時間さえあれば作れるシンプルなアイテム。でも、その裏には利用者さん一人ひとりの集中や工夫が込められています。
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)では、このように手を動かしながらものづくりに取り組むことで、働く力を身につけ、社会に繋がることができます。
編まれた猫たちがキーホルダーとして日常に溶け込むように、利用者さんの仕事も社会にしっかりと接続されているのです。編まれた猫たちがキーホルダーとして日常に溶け込むように、利用者さんの仕事も社会にしっかりと接続されているのです。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)の人気の仕事であるものづくりに関心のある方に向けて、見学を随時受け付けています。利用者さんがどのように制作を進めているのか、実際の作業風景を見ていただけます。 障害者雇用の現場に触れることができ、働き方や雰囲気を知るきっかけになるはずです。ご希望の方は、当事業所までお気軽にお問い合わせください。
ハンドメイド作品は、minneで販売中です!
https://minne.com/@mirrime
就労継続支援A型事業所Mirrime
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