今回は、利用者さんが薔薇の刺繍制作に取り組む様子を紹介します。一針一針、図案を確認しながら丁寧に進めるその姿からは、集中力と細やかな技術が感じられます。
刺繍は、色の選び方や針の動かし方など、考えながら進める「ものづくり」の奥深さが詰まった仕事です。こうした仕事を通じて、利用者さんは確かな達成感を得るとともに、自己表現の幅も広げています。

図案を確認しながら、刺繍を進める利用者さん
利用者さんの作業は、糸の色、角度、密度──すべてが設計された意図のある選択です。一見ルーティンに見える刺繍も、実は思考と判断の積み重ね。図案を見ながら進めるこの作業は、「集中力を持続させながらアウトプットを形にする」という、どんな仕事にも通じるスキルを育てています。

細かな動きの積み重ねが、美しい成果を生み出す。
利用者さんは、布に向かい、無駄のない動きで針を進めていきます。指先のわずかな圧や角度の違いが、仕上がりに直結するからこそ、一手一手に集中が宿る。効率よりも正確さと安定感が求められるこの作業は、スピードを競う仕事とは違った価値観を持ちます。ゆっくりでも、丁寧に。そんな働き方を肯定できる場所が、ここにはあります。
職員の声
薔薇の刺繍制作中。回数をこなすたびに上達しており、本人も喜ばれていました。
好きを活かして働く
就労継続支援A型事業所では、刺繍だけでなく、手作業系の軽作業やアート制作、PC業務など、利用者さんの特性や適性に合わせた仕事を選ぶことができます。
「集中して手を動かすことが好き」
「自分のペースで働きたい」
「誰かに喜んでもらえるものを作りたい」
そんな想いを持った方が、日々新しい業務にチャレンジし、自信を積み上げています。ここでは、「やりたいこと」を見つけて「続けていくこと」が、何より評価される仕組みが整っています。
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)には、利用者さんのペースに合わせて、無理なくスタートできる環境が整っています。働き方に迷いがある人や、新しいチャレンジを探している人にとって、ここは障害者雇用の新しい扉を開く場所であり、ものづくりの楽しさを実際の仕事に変える絶好のチャンスです。
まずは現場をのぞいて、自分に合った働き方を見つけてみませんか?
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