編み物とアートで広がるMirrimeの挑戦──就労継続支援A型事業所のイベント出店レポート
就労継続支援A型事業所は、障害がある方が雇用契約を結び、障害者雇用の仕組みの中で働きながらスキルを高め、安定した収入を得られる場です。ここでは、ものづくりを通じて社会と関わることができ、多くの利用者さんにとって新しい可能性を広げるチャンスとなっています。
今回紹介するのは、就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)がイベントに出店した様子。出品されたのは、編み物作品とファインアート。利用者さんが時間をかけて仕上げたアイテムは、実用性と表現力を兼ね備え、来場者の視線を集めました。
会場を彩った作品たち
イベント当日、Mirrimeのブースには立ち止まる人が絶えませんでした。編み物ならではの温かみあるニット帽やバッグ、壁に飾られた迫力あるアートパネル。どの作品からも「作り手の存在」が伝わってきます。

イーゼルに立てかけられた大きな看板
布や糸で立体的に装飾された看板は、ブランド名「Mirrime」をダイナミックに表現。遠くからでも視認でき、ブースの存在感を強めていました。
単に展示するだけでなく、買い物感覚で作品を手に取れることもあり、来場者の中には「これ、自分の部屋に飾りたい」と即決する人も。会場の空気感は、アートとファッションが交差するストリートマーケットそのものでした。

2種類のデザインカードが並んでいる
カラフルで遊び心あるデザインと、クールなデニム調のデザイン。来場者が持ち帰りやすく、ブランドの世界観を凝縮した名刺代わりのアイテムです。
利用者さんの声
自分の作ったものを多くの人に見てもらえたのは、本当に嬉しかったです。普段は作業場で黙々と編んでいますが、イベントでは『かわいい』とか『これ欲しい』と直接声をかけてもらえて、自分の仕事が誰かの役に立つんだと実感しました。

イベントで展示された複数のアイテム
利用者さんが制作したバッグや小物の編み物、オリジナルデザインのポストカード、ニット帽が並びました。ジャンルを越えて展示することで、Mirrimeの表現の幅が伝わります。
利用者さんの言葉からは、制作を通じて得られる達成感と、社会とのつながりを強く感じられます。
職員の声
今回の出店は大きなチャレンジでしたが、利用者さんにとって新しい経験になりました。外部の方から直接評価をいただけるのは、仕事のモチベーションにもつながります。今後も継続してイベントに参加し、ものづくりの幅を広げていきたいです。
ものづくりが映す未来
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)でのものづくりは、商品制作の場であると同時に、社会と交わるためのプラットフォームでもあります。編み物やアートは目に見える形で成果が残り、それが販売や展示を通じて他者に届く。その循環は、利用者さんにとって大きな自信となり、次の挑戦へとつながっていきます。
Mirrime(ミライム)の取り組みは、障害者雇用のあり方を広げる実例のひとつです。アートやファッションを通じて社会と交わる場があることで、働くことがよりリアルに、そしてクリエイティブに感じられるのです。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所の現場を実際に見てみたい方へ。Mirrimeでは見学を受け付けています。編み物やファインアートなど、多彩なものづくりの現場を直接見ることで、働き方や雰囲気を知ることができます。
障害者雇用に関心のある方、ものづくりに携わりたい方、新しい仕事のスタイルを探している方は、ぜひ一度、お気軽に見学にいらしてください。
ハンドメイド作品は、minneで販売中です!
https://minne.com/@mirrime
就労継続支援A型事業所Mirrime
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