就労継続支援A型事業所の「ものづくり」から生まれる日常の創造力
就労継続支援A型事業所では、雇用契約を結びながら一般企業への就職を目指す利用者さんが、安定した環境のもとで働いています。大阪を中心に、地域に根ざしたA型事業所が増える中で、事務作業や清掃業務に加え、「ものづくり」に関わる仕事が注目を集めています。
Mirrime(ミライム)でも、編み物やデニムリメイクなど、手を動かしながら創造力を発揮できる業務が行われています。今回は、編み物の制作現場から、「働くこと」と「つくること」が重なり合う時間をご紹介します。
ものづくりの現場から見える「就労支援A型」の特徴
就労継続支援A型の特徴は、安定した雇用のもとでスキルを身につけられる点にあります。一般就労を目指す前のステップとして、出勤や作業の習慣を整えながら、自分の得意なことを発見できる環境です。
当事業所では、利用者さんが自分のペースで作品づくりを進められるよう、動画教材や個別サポートを導入。編み物が初めての方も、動画を見ながら基本の編み方を学び、少しずつ完成形に近づけていきます。

動画を見ながら赤と紫の毛糸を編み進める様子
就労継続支援A型事業所の制作風景。ノートパソコンで編み方動画を確認しながら、利用者さんが丁寧にポーチを編み進めています。机の上には糸切りばさみやボンド、糸などが並び、日々の仕事の積み重ねが感じられます。
切りばさみやボンド、糸などが並び、日々の仕事の積み重ねが感じられます。動画を見ながら学べる環境は、就労継続支援A型事業所の「個別支援」にもつながっています。一人ひとりの理解度や得意分野に合わせた支援を行うことで、無理なくスキルアップが可能です。また、完成した作品は販売や展示を通して社会とつながる機会にもなります。
「作る→発表する→誰かに届く」という流れは、利用者さんにとって大きな励みとなり、仕事へのモチベーションを高める要素のひとつです。
編み物の仕事で生まれる集中と達成感
編み物の制作業務は、一見すると単純な繰り返しのように見えますが、実際には集中力と丁寧な手順が求められます。色の組み合わせ、目の数、仕上がりの形など、細かな確認を積み重ねながら少しずつ形を整えていく過程があります。
利用者さんは作業に没頭しながらも、周囲と声をかけ合い、糸のつなぎ方や編み方のコツを教え合う場面も見られます。その時間には、ものづくりの仕事が持つ静かな集中と、チームワークの温かさが同居しています。

完成したポーチ。赤と紫のボーダーが印象的
利用者さんが制作した手編みのポーチ。太めの毛糸を使い、落ち着いた紫と鮮やかな赤のコントラストが美しく仕上がっています。形が整うまで試行錯誤を重ねた一品で、A型事業所の「ものづくり」の力を感じさせる作品です。
利用者さんの声
自分の作ったものが展示されたり、販売されたりするのはうれしいです。家でも少しずつ練習するようになりました。
このような声が多く寄せられています。就労継続支援A型事業所での仕事は、単なる作業ではなく、“働くことを通して学ぶ場”としての側面を持っています。
職員の声
最初から完璧を求める必要はありません。大切なのは続けることと、ひとつひとつの工程を理解すること。
編み物のように目に見えて形ができていく作業は、達成感を感じやすく、自信にもつながります。
就労継続支援A型事業所の「ものづくり」は、技術の習得だけでなく、働く喜びや自己表現の場としての意味も持っています。大阪のA型事業所でも、在宅勤務の仕組みを取り入れながら、利用者さん一人ひとりのペースに合わせた働き方が広がりつつあります。仕事としての責任と、創作としての自由。その両方を実現できるのが、就労継続支援A型事業所の大きな魅力です。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)では、現在新しい仲間を募集しています。見学をご希望の方は、事前にお問い合わせいただければ、制作現場の雰囲気や仕事内容をご案内いたします。
「大阪 就労継続支援A型 募集」や「障害者 就職支援 A型見学」で検索していただくと、より詳しい情報をご覧いただけます。編み物やデザイン、ものづくりに関心のある方も歓迎です。見学を通して、実際の雰囲気や働き方を体感してみてください。
ハンドメイド作品は、minneで販売中です!
https://minne.com/@mirrime
就労継続支援A型事業所Mirrime
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