猫用ウェアのプロトタイプが完成──就労継続支援A型事業所の“ものづくり”現場から
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)では、実際の仕事と地続きの“制作現場”を通して、利用者さんがスキルを磨き、ものづくりに取り組んでいます。多様な工程を分担しながら、ひとつのプロダクトを形にしていく。そのプロセスには、日々の試行錯誤とアップデートがあります。
今回はその一例として、猫用ウェアのプロトタイプ制作をご紹介します。素材の選定からパターンづくり、縫製、装飾まで、全てMirrime(ミライム)で取り組んだものです。
構想段階から職員と利用者さんが意見を出し合いながら、「プロダクトとして成立するか」、「動物の動きを妨げないか」といった視点で改良を重ねてきました。制作物の完成度を高めるだけでなく、“使われる前提で作る”という実践が、日々のものづくりの中に確かに根づいています。それでは、実際の作品をチェックしてみましょう。

猫の体に沿うよう立体的に設計されたデニムウェア。見た目と機能のバランスを重視。
首元から背中にかけてしっかりと生地が沿い、動きを妨げない設計になっています。デニム地の強度と手触りが猫のストレスにならないか、検証も重ねました。
猫の声
少し動きづらいかも。。。

毎日のくつろぎタイムにぴったりな、リメイクデニム生地を使った猫用ラグです。
USEDデニムならではの独特な風合いが魅力のこのラグは、長年愛用されてきたデニム生地を再利用しています。色褪せやほどよい擦れ具合など、ひとつひとつ違った表情があり、オンリーワンのアイテムです。時間の経過とともにさらに味わいが深まり、使うほどに柔らかさや風合いが増していくのも魅力のひとつ。そんな経年変化を楽しみながら、愛猫とのくつろぎ時間をより特別なものにしてくれます。

着脱のしやすさと見た目のバランスを意識して開発されたモデル。
このプロトタイプでは、装飾性にもトライ。着脱しやすいようボタンを配置し、見た目も華やかに。フリルの分量や縫い合わせ部分の厚み調整には細かい工夫が凝らされています。
利用者さんの声
猫ちゃんが着たときに、うまく体に沿うようにって思って縫いました。手直しのたびに、自分の手の動かし方も変えていて、前よりスムーズにミシンが使えるようになった気がします。
「つくる」から「届ける」へ
今回の猫用ウェアはプロトタイプですが、その途中経過にも学びが詰まっていて、すでに次のアイデアに生かされています。使う人・使われる場面を意識した設計が、日々の仕事の中に落とし込まれつつあります。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)では、実践的なものづくりの現場を見学いただける機会を随時ご案内しています。縫製やデザイン、企画に記録管理など、さまざまな工程を通じて、障害者雇用の可能性を現場から体験できます。
ものづくりの現場の雰囲気や実際の作業風景は、写真や言葉だけでは伝わりきらない部分があります。そこで、私たちはいつでも現場見学を受け付けています。実際に足を運んでいただき、制作の様子や利用者さんの取り組みを間近で感じてみてください。
見学では、スタッフが丁寧にご案内し、ご質問にもお答えしますので、安心してお越しいただけます。現場のリアルな空気を体感することで、より深く理解していただけるはずです。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ハンドメイド作品は、minneで販売中です!
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就労継続支援A型事業所Mirrime
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