夏の帽子は予防医療ツールです。特に「広いつば × 遮光性 × 通気性 × デザイン性」を兼ね備えた帽子は、紫外線カットから熱中症対策、視覚ストレス軽減まで多方面で効果を発揮します。夏に帽子をかぶることは、健康を守るための科学的・医学的に根拠あるウェアラブル・インフラへの投資なのかもしれません。
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)は、障害のある人たちが、訓練や福祉の枠に収まらない「仕事」として、プロダクトづくりに向き合う場所です。ここでは、与えられる作業ではなく、「なぜこの製品をつくるのか」、「それは誰の生活をどう変えるのか」という問いから始まります。

帽子を着用する効果にはしっかりとした科学的・医学的な裏づけがあります。単なる直感や経験則ではなく、国内外の研究に基づいて、帽子の着用がいかに実用的で理にかなった行動であるかが明らかにされています。
本稿では、紫外線対策、熱中症予防、視覚ストレスの軽減、そしてデザインと継続性という4つの側面から、その科学的根拠を紐解いています。
紫外線対策
6月から8月にかけて紫外線指数は急上昇し、皮膚や眼に対するリスクが一気に高まります。紫外線は、DNA損傷を引き起こし、皮膚がんや白内障、免疫機能の低下といった深刻な健康被害をもたらします。
研究によれば、つばの広い帽子は顔や首への紫外線曝露を最大で70%以上軽減します。また、国際がん研究機関は、UVA・UVBを確実な発がん性因子として分類しています。特に子ども時代の過剰な日焼けは、将来的な悪性黒色腫の発症リスクを大きく押し上げるとされています。皮膚がんの好発部位は、顔、耳、うなじです。つまり、日焼け止めだけでは守りきれない領域です。
熱中症
直射日光は、ただ暑いだけではなく、脳を内側から加熱します。頭部に太陽光が集中すると、体温調節の中枢である視床下部に熱が届きやすくなり、その結果、深部体温が上昇し、熱中症のリスクが急激に高まります。
帽子の着用は、頭部の熱蓄積を防ぎ、脳温の上昇を抑える効果があります。日本生気象学会の報告によれば、帽子を着けなかった場合、頭皮表面温度は3.5℃、深部体温は1.2℃も高くなるという。
そして注目すべきは、厚めの素材を使った帽子の冷却効果です。通気性や遮光性だけでなく、内部にこもる熱を制御する設計が、熱中症対策として機能します。
視覚ストレスの軽減
太陽光によるまぶしさは単なる眼精疲労だけでなく、認知機能や注意力の低下にもつながります。研究では、帽子が前方の強烈な光の反射を最大37%軽減し、作業効率や反応速度の維持に貢献することを報告しました。
さらに、強い可視光線も白内障や黄斑変性のリスク要因であることを示しました。帽子をかぶることで、屋外での作業や運転、スポーツ中の集中力を保ちやすくなり、視覚疲労が軽減されるため、夕方に感じる疲労感の抑制にもつながります。
デザインと継続性
研究では、見た目がよく、着心地のよい帽子が着用継続率を約2倍に高めると報告しています。機能性だけでなくデザイン性を備えた帽子は、ユーザーの「使い続けたい」という直感を引き出し、紫外線対策や熱中症予防を習慣として定着させる鍵とな得ます。
日常に自然に溶け込むことで、健康行動を無理なく持続させる。その意味で、良いデザインは医療的介入よりも強力な行動工学かもしれません。
裏地にもこだわっています。
利用者さんの声
夏の帽子は単なるファッションアイテムではなく、健康を守るための大切なツールだと考えています。広いつばや通気性、素材選びには特にこだわりました。
夏の帽子は、紫外線、熱、そしてストレスからあなたを守る、実はかなり頼れるアイテムです。しかもデザインが良ければ、自然と手に取り続けたくなる。日常の「ちょっとした選択」が、未来の健康を大きく変えることが科学的根拠に裏打ちされました。
就労継続支援A型事業所のMirrime(ミライム)では、こうした科学的根拠に基づいたプロダクトを、自分の手でかたちにしていくことができます。それは、ものを「つくる」こと以上に、自分の役割を見つけ、他者と協働し、未来の自分との約束を設計することでもあります。そしてそれは、障害者雇用という枠を超えて、つくることを通じて社会と接続しなおす試みでもあります。帽子一つにも、技術とケアと未来を織り込むことができるのです。
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