裁縫の経験がほとんどない方でも「少しやってみたい」「自分で完成させてみたい」という気持ちがあれば、一歩ずつ形にしていくことは可能です。
就労継続支援A型事業所Mirrime(ミライム)では、裁縫初心者さんから経験者まで、それぞれの得意を軸に、ミシンを使った制作や手仕事の基礎を身につける機会を提供しています。
A型の働き方において、最初からスピードや精度を求めるのではなく「覚えた工程が増える」「できる作業が一つ増える」という段階を踏むことが、安定した継続就労に繋がると考えています。
今回の記事では、実際に裁縫初心者の利用者さんが取り組んだ「巾着袋づくり」の記録をご紹介します。
就労支援A型の特徴の一つは、作業に慣れる前提で、職員に質問できる環境があること。手を止めてもいいし、確認しながら進めても大丈夫な空気感を大切にしています。
【工程1】説明書をもとに作業の流れをつかむ

巾着袋の制作説明書
ミシンの操作手順や縫い進める順番を確認し、必要な布の配置や折り目の位置を照らし合わせながら作業に取りかかっています。
まずは、説明書を見ながら工程を頭の中で整理します。
布の合わせ方や縫う位置、アイロンをかけるタイミングなど、最初は情報量が多く見えますが、不安な点があれば、職員と一緒に確認することで解消していきます。
【工程2】ミシンでステッチに挑戦

ミシンで縫い始める利用者さんの手元
最初の緊張をほぐしつつ、布の送り方と縫い目の幅を確認しながら、少しずつステッチを進めていく場面です。
曲がらないように布を添えながら、自分のペースで進められた瞬間、表情が少しだけ柔らかくなりました。
途中、縫い目が少し歪んだときは、職員と縫い直しの相談を実施。
「どうすればいいですか?」と質問できる環境があることで、次に迷ったときの基準ができていきます。
ここで感じたのは、在宅勤務につながる裁縫作業の可能性。
ミライムでは、今後の選択肢として「ものづくり×在宅勤務」の組み合わせについても試行中。
巾着袋制作のように工程が整理しやすい制作物は、その一歩として適していると感じています。
【工程3】仕上げと完成、そして達成感

仕上げまで完了した巾着袋
布柄と縫製のラインが丁寧にまとまり、紐を通して形が整った巾着袋。
初挑戦でも実用的な仕上がりに到達しました。
紐を通すと、巾着袋らしいフォルムが現れました。
くすみパープルの色の紐がとても可愛いです。
利用者さんの声
「最初は完成できる自信がなかったけど、説明書を見ながら確認して進めるうちに、布が形になっていくのが嬉しかったです。」
職員の声
「将来的に、大阪での就労継続支援の選択肢として、ものづくりと仕事の組み合わせを広げていきたいと思っています。」
見学のご案内
就労継続支援A型事業所Mirrime(ミライム)で行っているものづくりは、利用者さんお一人おひとりの「好き」や関心を大切にしながら、できる限り活かせる作業内容をご提案できるよう心がけております。
実際の雰囲気や作業の様子は、見学していただくことでより具体的に感じていただけます。
ぜひ一度、お気軽に見学にお越しください。
