フレークシール制作 ~硬化編~

― ぷっくり仕上げの最終工程をご紹介 ―

Mirrime(ミライム)で進めているオリジナルフレークシール制作。

前回は、イラスト作成からデータ処理、印刷、そして丁寧なカット作業までの流れをご紹介しました。今回はその続編として、シールをより魅力的に仕上げるための最終工程「ジェル加工と硬化作業」の様子をお届けします。

カットを終えたシールたちは、この工程を経ることで、見た目も手触りもワンランク上の仕上がりになります。

ぷっくりとした立体感と、光を反射するきらめきが加わり、作品としての完成度がぐっと高まります。


カット後のシールに“仕上げ加工”をプラス

丁寧にカットされたフレークシールを並べ、まずは表面の状態をチェックします。

・フチがめくれていないか
・ホコリが付いていないか
・印刷面に傷がないか

一枚ずつ確認してから、ジェル加工の工程へ進みます。ここは見た目の美しさだけでなく、耐久性にも関わる重要なステップです。

透明なトップコートジェルを塗ることで、表面が保護され、水や摩擦にも比較的強い仕様になります。イベント販売を想定しているため、「持ち歩きやすさ」「長く楽しめること」も意識して仕上げています。


ホログラム・ラメでトッピング

今回の硬化編では、装飾用のホログラムやラメも使用しています。

星型、細粒タイプ、オーロラカラーなど、いくつかの素材の中から、シールのデザインに合わせて選びます。

例えば、

・ポップなキャラクターにはカラフルなラメ
・動きのあるモチーフにはホログラム
・やさしいイラストには細かいパール系ラメ

というように、イラストとの相性を見ながら調整しています。

「ただ塗る」ではなく、「どう見せたいか」を考えながら配置するため、ここでもデザイン力とバランス感覚が活かされています。


トップコートジェルを均一に塗布

次に、トップコートジェルを塗っていきます。

が多すぎると垂れてしまい、少なすぎると凹凸が出てしまうため、適量を均一に広げることがポイントです。

専用ツールを使い、

・中央から外へ広げる
・端に溜まりすぎないよう調整する
・気泡が入らないようにする

といった点に注意しながら作業します。

利用者さんも最初はジェルの扱いに苦戦されますが、数をこなすうちにスピードと安定感が出てきます。塗り面がつるんと整うと、「きれいにできた」という手応えが目に見えて分かります。


LEDライトで硬化する工程

ジェルを塗り終えたら、LEDライトで硬化させます。

ライトに入れて一定時間照射することで、ジェルが固まり、透明でツヤのあるコーティング層が完成します。

ライトに入れる前にも、

・位置がずれていないか
・ジェルがはみ出していないか

を再チェック。硬化後は修正が難しいため、ここは特に慎重に行います。

ライトから取り出した瞬間、シール表面がぷっくりと盛り上がり、ツヤが出た状態を見ると、思わず「おお~!」と声が出るほど印象が変わります。


完成シールは個別チェック → 梱包へ

硬化が終わったシールは、最終検品を行います。

・ラメの付き方
・表面の均一さ
・反りやベタつきの有無

などを確認し、問題のないものだけを商品用として採用します。その後、種類ごとに分けて台紙にセットし、袋詰めしていきます。

梱包まで利用者さんが担当することで、「商品として送り出す」意識も自然と身についていきます。


利用者さんの声

「ジェルを塗る作業が思ったより難しかったですが、だんだん均一にできるようになりました。」
「ライトから出したときに、つやつやになっているのを見るのが楽しいです。」
「ラメを選ぶ工程が一番ワクワクしました。」


職員の声

「細かい作業ですが、皆さんとても集中して取り組まれています。」
「イラスト制作から加工・梱包まで一連の流れを経験できるのが、この業務の大きな強みです。」
「イベント販売に向けて、品質を揃える意識も高まっています。」


イベント販売に向けて準備中

こうして完成したフレークシールは、今後イベントや販売会での展開を予定しています。

イラストの個性に加え、ジェル加工による立体感ときらめきが加わり、手に取って楽しい作品に仕上がっています。

制作の様子も含めて楽しんでいただけるよう、今後も工程紹介を続けていきます。

次回の新作もぜひお楽しみに。


見学のご案内

大阪市中央区にある就労継続支援A型事業所 Mirrime(ミライム)は、社会で生きづらさを感じている方に寄り添い、一般就労に向けた支援を行っております。
お仕事内容:動画編集・ものづくり・軽作業・清掃業務・その他業務
一人ひとりの得意や適性に合わせたさまざまな業務をご用意しております。