Mirrime(ミライム)の編み物業務

肉球のモチーフ制作|春の販売に向けたコットン毛糸のチャレンジ

Mirrime(ミライム)・玉造事業所の2月の業務依頼のひとつとして取り組んだのが、今回ご紹介する「肉球のモチーフ制作」です。

ころんとしたフォルムと、思わず触れたくなるようなやさしい質感が魅力の肉球モチーフ。

コースターとして使ったり、キーホルダーに仕立てたり、巾着やバッグに縫い付けてワンポイントにしたりと、汎用性の高さが特徴のアイテムです。

春の販売に向け、今回は素材選びから一工夫。

秋冬に使用していた太めの毛糸ではなく、コットン毛糸を採用しました。


春仕様への素材チェンジ

コットン毛糸は、さらっとした触り心地と軽やかな印象が魅力。春夏のアイテムにぴったりな一方で、

  • 糸が細く、編み目が見えやすい
  • テンション(糸の引き加減)が仕上がりに大きく影響する
  • 形が崩れやすく、均一に整えるのが難しい

といった、難易度の高い素材でもあります。

今回は4号針を使用し、目のひとつひとつを意識しながら、肉球の丸みと立体感がきれいに出るよう丁寧に編み進めました。


制作工程のご紹介

最初の工程は、土台となる円形部分の編み立てからスタート。コットン毛糸は滑りがよく、少し油断すると目が緩んでしまうため、編み目の大きさをそろえることが大切です。

利用者さんは、慣れた様子であっというまに円形の土台を編み、ものの十数分でフチの細編みに取り掛かっていました。

しっかりマーカーを活用して段数を把握されています!

慣れた様子でスピーディに編む様子

作業に慣れてくると、手元の動きがぐっとスムーズに。一定のリズムで針が進み、編み目がきれいにそろっていきます。

この工程では、

  • 肉球の「指」部分の丸みをどう出すか
  • 立体感が出るよう、どのタイミングで増し目を入れるか

といった細かなポイントが重要になります。

他の制作物でも、利用者さん同士で完成イメージを見せ合いながら、「この形、かわいいですね」「もう少しふっくらさせてみようかな」と、自然と会話が生まれるのもMirrimeらしい風景です。


完成品

完成した肉球モチーフは、ひとつひとつ表情が異なり、手編みならではのあたたかみを感じさせてくれます。

コットン毛糸ならではの軽さと、さらっとした手触りで、

  • キーホルダーにして持ち歩く
  • 巾着やバッグのワンポイントとして縫い付ける
  • コースターとしてテーブルに並べる

など、さまざまなシーンで活躍するアイテムに仕上がりました。


利用者さんの声

「コットン毛糸は細くて、最初は目がそろわなくて大変でした。でも、何個も編んでいるうちに、だんだん形が安定してきて、自分でも“だんだん早くなってきているかも”って思えるようになりました。」


職員の声

「糸が細くなることで、集中力や手元の安定感がより求められる作業でしたが、利用者さんが自分なりのペースでコツをつかんでいく姿が印象的でした。よりスキルアップを“実感できる”業務になったと思います。」


Mirrime(ミライム)のものづくり

Mirrime(ミライム)では、ただ作るだけでなく、

  • 販売を意識した品質づくり
  • 季節やトレンドを意識した素材選び
  • 利用者さん自身が成長を実感できる工程設計

を大切にしています。

今回の肉球モチーフ制作も、春の販売を見据えた素材選定からスタートし、難易度の高い工程にチャレンジすることで、スキルアップにつながる業務となりました。

これから、この肉球モチーフがキーホルダーや巾着、コースターなど、さまざまな形に展開されていく予定です。


今後もMirrime(ミライム)では、利用者さんの「やってみたい」を形にする、ものづくりの現場をご紹介していきます。 次回のブログもぜひお楽しみに。


見学のご案内

大阪市中央区にある就労継続支援A型事業所 Mirrime(ミライム)は、社会で生きづらさを感じている方に寄り添い、一般就労に向けた支援を行っております。
お仕事内容:動画編集・ものづくり・軽作業・清掃業務・その他業務
一人ひとりの得意や適性に合わせたさまざまな業務をご用意しております。